甲状腺未分化がん

甲状腺未分化がんは、非常に進行が早くおそろしい病気。浸潤性の高く検査をしても、たいてい異常はない。すでに存在していた乳頭がんや濾胞がんの性質が突然未分化がんに転化する。

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甲状腺未分化がんは、浸潤性の高いタイプのがんで、気管に障害をもたらす。このがんの原因は不明だが、放射線も一因を担っていると思わる。甲状腺機能検査をしても、たいていの場合、異常はない。いきなり未分化がんが正常の甲状腺にできるのではなく、長年にわたってすでに存在していた乳頭がんや濾胞がんの性質が突然変わって、未分化がんに転化すると言われている。甲状腺未分化がんは年配の方に多く、突然甲状腺の腫瘤が急速に大きくなってきた、ということを訴えて来る患者が多いようだ。しばしば痛み、呼吸困難、かすれ声などを伴うこともある。


甲状腺がんには、未分化がんの他に、乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、甲状腺リンパ腫、転移性の甲状腺がんがある。すべての甲状腺がんの中で、未分化がんの占める割合は1%である。甲状腺未分化がんは10,000人に3人の割合で発生すると言われている。


甲状腺未分化がんの診断だが、超音波検査、腫瘍に針を刺して細胞を採取する検査(細胞診)によって、ほぼ診断が確定する。


甲状腺未分化がんは乳頭がんや濾胞がんとは違って非常に進行が早く、診断がついてから半年以内に、半分の方が亡くなってしまうというおそろしい病気なのである。今までに長い間生存が可能であった症例は、きちんとがんを取り残すことなく手術ができ、さらに放射線や化学療法が行えた症例に、ほぼ限られている。このように甲状腺未分化がんは非常に治療の難しいがんだが、まずは希望を失わず、治療に臨むことが大切である。



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